プロ野球の花形ポジション、ショートと対をなす花形ポジションのセカンド。
華麗な守備と勝負強いバッティング、どちらも兼ね備えた選手たちが長年にわたりファンを魅了してきました。
今回はプロ野球の歴史を彩ってきた歴代最強のセカンドの中からランキング形式でご紹介します!
守備の名手、打撃の職人、走攻守三拍子揃った選手など、様々なタイプのセカンドが登場します。
あくまで個人的な主観になりますので、皆さんならどう思うかなど、考えながらぜひ最後までご覧ください!
プロ野球のセカンドってどんなポジション?
野球は「センターラインが大事」などとよく言われますが、そのセンターラインを担うポジションの一つがセカンドです。
セカンドの守備位置はファーストベースとセカンドベースの間になります。
右バッター、左バッターに限らず打球がよく飛んでくるので守備機会が多く、それに応じて守備範囲も非常に広いのが特徴になります。
ゴロ・フライの処理はもちろん、ショートとの連携プレー、外野からの中継プレー、盗塁やバンド処理でのカバー、自分以外の内野ゴロでのファーストのカバー等々、、、
私自身学生時代から長いことセカンドをプレーしてきましたが、セカンドはショートより動いて頭を使うポジションです。
常に動き回り、状況に応じて的確な判断が求められる、ショートと同じ「内野の司令塔」と言えるポジションです。
また、打順は1番〜3番、7番〜9番のイメージが多いかと思いますが、打撃力・出塁率も求められる重要なポジションになります。
まさに走攻守すべてにおいて高いレベルが求められる、プロ野球の中でも特に花形と言えるポジションです。
セカンドに求められる能力とは?
セカンドは野球において、最も走攻守のバランスが取れた選手が着くポジションの一つです。
難しい打球処理や二遊間の一番深いところからアウトにするなどの守備力、ヒットや長打を打てる打撃力、守備範囲や得点に繋がる走力など、総合的に高い身体能力と技術が求められます。
守備能力
- 守備範囲の広さ: 上下左右、全方向に広い範囲の打球を処理できる能力。俊敏な動きと正確なポジショニングが重要です。
- 捕球: バウンドの難しいゴロやイレギュラーバウンドなど、様々な打球を確実に捕球する能力。
- 送球: 捕球したボールを正確かつ素早く一塁や他の塁へ送球する能力。三遊間の深いところや外野からの中継プレーもある為、強肩であることも重要です。
- フットワーク: 俊敏な動きで打球に追いつき、難しい体勢からでも正確な送球を行うための能力。
- 状況判断能力: 打球のコースやランナーの状況などを瞬時に判断し、最適なプレーを選択する能力。
打撃能力
- ミート力: 確実にボールを捉え、ヒットを打つ能力。
- 長打力: 長打を打てるパワー。得点に直結する長打力は、セカンドにとっても大きな武器となります。
- 選球眼: ボール球や変化球、自分の好きなコースへの球などを見極め出塁することで、得点のチャンスを広げることができます。
- 小技: バントやエンドランなど、状況に応じた小技を確実にこなせる能力。
走塁能力
- 盗塁: 隙を見て盗塁し、得点に繋げる能力。
- 走塁技術: 状況に応じた適切な走塁ができる能力。先の塁を狙う積極性や、的確な判断力が求められます。
セカンドは、これらの能力を高いレベルでバランスよく兼ね備えていることが理想です。
走攻守全てにおいてチームに貢献できる、オールラウンドな選手です。
歴代プロ野球セカンドランキングTOP5
第1位:山田哲人選手(東京ヤクルトスワローズ)
プロ野球の歴代セカンドランキング第1位に輝くのは、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手です。
山田選手は、上記で説明したセカンドに求められる能力をすべて高いレベルで持っています。
特に打撃力と走力は抜群で、2015年、2016年は2年連続で「トリプルスリー」(30本塁打、30盗塁、打率.300以上)を達成しました。
2018年にも達成し、日本球界初の3度のトリプルスリー達成という偉業を成し遂げています。
守備面では、広い守備範囲とポジショニングの良さ、判断力など、申し分ない能力を持ち合わせていて、複雑な状況でも的確な判断でチームを助けています。
ですがゴールデングラブ賞は未だ取れていないので、是非獲得してもらいたいところです。
山田選手は、現代野球におけるセカンドの理想形と言えるでしょう。
第2位:井口資仁選手(千葉ロッテマリーンズ)
プロ野球の歴代セカンドランキング第2位は、元千葉ロッテマリーンズの井口資仁選手です。
井口選手は、セカンドに求められる能力の中でも、特に打撃力に優れていました。
コンパクトなスイングから放つ鋭い打球は、多くの投手を苦しめました。
守備面でも、その安定感は抜群。特にダブルプレーの際の素早い動きと正確な送球は、セカンドとしての高い能力を示しています。
ホワイトソックス所属時に見せた、宙に浮いた状態から送球してランナーをアウトにしたプレーは有名です。
さらに、井口選手の判断力は抜群で、複雑な状況でも冷静にプレーを組み立てる能力がありました。
第3位:菊池涼介選手(広島東洋カープ)
プロ野球の歴代セカンドランキング第3位は、広島東洋カープの菊池涼介選手です。
菊池選手は、セカンドに求められる能力の中でも、特筆すべきは守備能力です。
広い守備範囲と正確な送球は当然ながら、魅せるプレー、忍者的な動きなど、どこまで守備範囲なの?と思うくらい異常なまでの守備範囲です。
2020年にはセカンドとしては初のシーズン守備率10割(無失策)を達成したり、ゴールデングラブ賞は10年連続受賞など、輝かしい記録を達成しています。特に守備率10割はとんでもないです。年間500回以上色んな打球が飛んでくる中でエラーしてないというのは凄すぎます。
また打撃力も十分で、2016年には最多安打と最多犠打を同時に受賞するなど、チャンスメイクが上手い選手です。走力も申し分なく、セカンドに求められる能力をバランスよく持っています。
第4位:荒木雅博選手(中日ドラゴンズ)
プロ野球の歴代セカンドランキング第4位は、元中日ドラゴンズの荒木雅博選手です。
荒木選手は、セカンドに求められるすべての能力をバランスよく持っていました。特に、巧みな打撃技術と安定した守備は、長年にわたってチームの中心選手として活躍する原動力となりました。
また、荒木選手の判断力は抜群で、複雑な状況でも冷静にプレーを組み立てる能力がありました。これは、23年間という長いキャリアで培った経験が生きていると言えるでしょう。
第5位:高木守道選手(中日ドラゴンズ)
プロ野球の歴代セカンドランキング第5位は、元中日ドラゴンズの高木守道選手です。
高木選手は、セカンドに求められる能力の中でも、特に打撃力と守備力に優れていました。通算2480安打という記録は、その卓越した打撃技術を物語っています。
守備面でも、その安定感は抜群でした。特に、ダブルプレーの際の素早い動きと正確な送球は、多くのファンを魅了しました。
また、高木選手の判断力と冷静さは、チームの要として長年活躍し続けた理由の一つと言えるでしょう。
まとめ
今回はプロ野球歴代最強セカンドのランキングをご紹介しました。
どの選手も素晴らしい能力を持っており、プロ野球の歴史に名を刻む存在です。
ランキングはあくまで一つの指標ですが、今回ご紹介した選手以外にも、魅力的なセカンドはたくさんいます。
是非球場やテレビで様々な選手のプレーを観戦してみてください。
きっと、新しい発見があるはずです。
色んな選手を見ながらもっとプロ野球を楽しんでください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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