メジャーリーグとプロ野球では、1年間のシーズンを通して試合が行われます。
メジャーリーグでも同じように試合が行われますが、試合数が違います。
1年ごとに試合数が変更となると選手の記録に大きく影響しますが、それでも色々な要因が重なり、年間の試合数は年々変更されてきました。
このページでは、メジャーリーグとプロ野球の年間試合数の変遷と違いを紹介していきます。
メジャーリーグとプロ野球の年間試合数は?
同地区の他4チームと13試合すつ | 同リーグ他地区のうちの4チームと7試合、6チームと6試合の | インターリーグ | ワイルドカード | ディビジョンシリーズ | リーグチャンピオンシップシリーズ | ワールドシリーズ | |
メジャーリーグ | 52試合 | 64試合 | 46試合 | 最大3試合 | 最大5試合 | 最大7試合 | 最大7試合 |
レギュラーシーズン | 交流戦 | クライマックスシリーズ | 日本シリーズ | |
プロ野球 | 125試合 | 18試合 | 最大9試合 | 最大7試合 |
こうして見てみると、試合数に相当な差があります。
レギュラーシーズンだけで見ても19試合、ポストシーズンも合わせると最大25試合の差があります。
プロ野球は、3月の末から10月上旬くらいにかけて試合が行われます。
メジャーリーグも日本とほとんど時期は同じです。
ですがメジャーリーグはポストシーズンが少し複雑で、大凡11月まで行われます。
2024年度もメジャーリーグ(MLB)は162試合、プロ野球(NPB)は143試合を予定しています。
※2024年9月現在、もうすぐシーズン終盤を迎えていて、メジャーリーグでは大体150試合が終わり、大谷選手のドジャースは西地区1位です。
試合数によって強さに違いは出るのでしょうか?気になる方は野球世界ランキングの記事もご覧ください。
メジャーリーグとプロ野球のチーム数や構成は?
アメリカは国土面積ランキング3位なだけあって、日本の2倍以上のチーム数で構成されていますね。
ただメジャーリーグは少し複雑にも感じますが、プロ野球は少ないですよね。
日本では独立リーグなどでチーム数は増えてきていますが、NPBの12球団と比較するとレベル感としては少し落ちてしまいます。
サッカーでは動きとして、47都道府県の全てに最低1チームを目指しているのを聞いたことがあります。
世界的に見るとやはりサッカーの方が競技人口は圧倒的に多いので、プロ野球もチーム数がもっと増えれば良いなと思っています。
メジャーリーグとプロ野球のシーズン試合数の変遷
プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)の年間の試合数を、1935年から2023年まで簡単に比較しながら、それぞれの変遷について説明します。
年間試合数の推移
メジャーリーグ | プロ野球 | ||
1876年 | 72試合 | 1935年 | 72試合 |
1901年 | 154試合 | 1954年 | 150試合(最多) |
1960年代以降 | 162試合(多少変化あり) | 1970年 | 130試合 |
2023年 | 162試合 | 1997年 | 135試合 |
2004年 | 135試合 | ||
2019年 | 143試合(交流戦開始以降最多) | ||
2023年 | 143試合 |
メジャーリーグが1935年当時すでに154試合こなしていたのは驚きです。
この時でも現在のプロ野球の143試合を超えてます。
ユニフォームは殆ど今と変化が少ないですが、ダボっとした感じだったり、ソックスの感じだったり、着こなし方は違いがあります。
この当時は戦争の影響が大きく出た年代ですが、被害があったにも関わらずシーズンを再開したのはやはり人の力です。
学校でたくさん学んでいるかと思いますが、本当にあれだけの被害があったにも関わらず、復興して改めてシーズンを再開できたのは日本国民の力です。
現代も地震など自然災害が多いですが、必ず復興しているのは凄いことです。
この時代から球団が増え、それに合わせて一気に試合数も増えていきました。
この当時からサッカー同様にもっと野球が広まっていれば、競技人口は増えていたのかなと思ったりもします。
この年代でメジャーリーグの162試合という数字が出てきました。
現在ではメジャーリーグ162試合、プロ野球は143試合で安定しています。
野茂選手を筆頭に、90年代以降はメジャーリーグへ挑戦する日本人選手が増えました。
近年では大谷翔平選手が、今シーズン50-50を目指して世界一の選手になろうとしています。
試合数やチーム数によって強さが変わるのか、その辺りが気になる方は野球世界ランキングの記事もご覧ください。
試合数変化の背景と考察
背景と考察
- メジャーリーグの年間試合数の変遷は、主に以下のような背景によるものです。
- アメリカン・リーグの設立
- ワールドシリーズの仕様を変更
- インターリーグの導入
- テレビ中継の普及
- 選手の能力向上
背景と考察
- プロ野球の年間試合数の変遷は、主に以下のような背景によるものです。
- 球団数の増加
- テレビ中継の普及
- ファン数の増加
- 選手の身体能力向上
- 経営上の理由
その他
- プロ野球とメジャーリーグでは1年間の試合数だけではなく、試合時間や投球数などのルールも大きく異なります。
- プロ野球は投手中心の戦術が主流である一方、メジャーリーグは打撃中心の戦術が主流です。
- 近年はプロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)の間で、交流戦や選手移籍などを通じて、プロ野球とメジャーリーグの距離が縮まっています。
近年、プロ野球では選手の負担軽減や試合の質を向上させることなどを理由に、試合数の減少を検討する声も上がっています。
メジャーリーグでも試合時間の短縮や選手の健康管理などを理由に、試合数の見直し議論が行われています。
そんな反面、将来的には試合数をさらに増やすという話も出ているそうです。
メジャーリーグはシーズン中ほぼ毎日試合をしていることになるので、普段のサラリーマンで置き換えて考えたら、休み無しというのは嫌ですよね。
またメジャーリーグの場合国土が広い為、移動距離もかなり長いです。
仮にロサンゼルスからボストンへ移動するとなると、大体4000kmの移動距離になります。
日本で言うと、青森県と長崎県・宮崎県あたりを往復できるくらいの距離です。
さらにアメリカの場合は国土が広いので国内で時差があり、試合数だけでなく移動に関しても相当厳しい環境になっています。
将来的に試合数は減るのか増えるのか、選手の負担を考えるなら減らすべきですが、記録に直結してくるので、難しいところですね。
プロ野球とメジャーリーグの年間試合数の推移は、それぞれの歴史的背景や文化、その時代のニーズによって大きく違います。
まとめ
ここまでプロ野球とメジャーリーグの年間試合数の変遷と違いを紹介してきました。
プロ野球と比べメジャーリーグは、シーズン中ほぼ毎日休まず試合をしていることになります。
移動距離も相まって選手たちへの体の負担も大きいと思います。
そんなことも頭に入れながら野球観戦をしてみると、違った目線で見れて良いかもしれません。
今シーズンも始まったばかりなので、メジャーリーグ含めてどんな展開になるか楽しみです!
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