野球世界ランキング!なぜ日本は強い?その理由を解説!

野球世界ランキング!なぜ日本は強い?その理由を解説! スポーツ

昨年2023年にWBCで日本が優勝したこと、大谷選手を中心にNPB選手がメジャーリーグで活躍することが年々増えており、

・なぜ日本が強いのか?

・なんでNPB選手がメジャーリーグで活躍できるのか?

・なんで昨年日本がWBCで優勝できたのか?

こういった疑問が浮かぶかと思います。

そして皆さんは日本が世界野球ランキング1位なのはご存知でしたか?

ここでは

・なぜ日本は世界野球ランキングが1位で野球が強いのか

というところをお伝えしていきます!

世界野球ランキング!なぜ日本の野球は強いのか?

野球場内のフィールド全体

日本は世界でもトップレベルの強さです。

下記は世界野球ランキングのTOP10になります。

世界野球ランキングTOP10(2024.9.3現在)

1. 日本       4899ポイント

2. メキシコ     4063ポイント

3. 台湾       3706ポイント

4. アメリカ     3587ポイント

5. ベネズエラ    3489ポイント

6. 韓国       3251ポイント

7. オランダ     3229ポイント

8. キューバ     2736ポイント

9. パナマ      2494ポイント

10. プエルトリコ   2486ポイント

日本はぶっちぎりで1位になっています。女子野球も日本が1位です。

WBSCランキングは野球とソフトボールの国際大会の成績をポイント化し、過去4年間の合計ポイントで順位を決めます。

ポイントは大会の規模によって異なり、WBCが最も高く、次にプレミア12、そして世代別ワールドカップと続きます。

世代別ワールドカップはあまり知られていないかもしれませんが、日本は昨年WBCとU-18で優勝しました。

国際大会でも常に上位進出を果たしており、昨年行われたワールドベースボールクラシック(WBC)では優勝し、大いに盛り上がりました。

ではなぜ日本がここまで強いのか、ランキング1位なのか解説していきます。

その強さの理由は様々ですが、ここでは大きく主に以下の5つのポイントを挙げ、詳細に説明していきます。

1. 各世代の成績が良い

2. メジャーリがーの参加・不参加

3. スポーツ科学の発展

4. 最新機器の導入

5. メジャーリーグへの挑戦

1.各世代の成績が良い

野球をする子供達

ランキングのポイントはWBCやプレミア12だけではなく、U-12以降の各世代のワールドカップの成績も加算されていきます。

近年の日本の各世代ワールドカップの成績になります

  • U-23ワールドカップ:優勝(2022年)
  • U-18ワールドカップ:優勝(2023年)
  • U-15ワールドカップ:4位(2022年)
  • U-12ワールドカップ:4位(2023年)

このように各世代の代表も好成績を残しており、日本の世界ランキングが高い理由の一つです。

2.メジャーリーガーの参加・不参加

試合中のバッターとキャッチャーと主審

最近は国際大会にシーズンのことを優先(コンディションの調整や怪我の発生を防ぐ)して、メジャーリーガーが参加しないことが多いです。

もちろん日本は実力があるのでその影響ということでもないですが、オリンピックやプレミア12などでの日本の成績はとても良いです。

昨年のワールドベースボールクラシックでは、アメリカ代表が最強メンバーで挑んだことが話題になりました。

日本は世界大会に重きを置いている傾向が強いので、国際大会もフルメンバーで戦います。

この辺りは年間の試合数も関係してくるので、メジャーリーグとプロ野球の年間試合数の差が気になる方はこちらもご覧ください。

3.野球スポーツ科学の発展

データ分析中

野球スポーツ科学は、近年急速に発展しています。主な発展分野は以下の通りです。

1. バイオメカニクス

選手の動作を分析し、パフォーマンス向上や怪我予防に役立てます。

  • 投球動作の分析: 投球フォームの改善や球速アップ
  • 打撃動作の分析: 打撃フォームの改善や飛距離アップ
  • 走塁動作の分析: 走塁速度向上や盗塁成功率アップ

2. 運動生理学

選手の体力、筋力、持久力を向上させるためのトレーニング方法を研究します。

  • 筋力トレーニング: 筋力アップによるパフォーマンス向上や怪我予防
  • 持久力トレーニング: 持久力向上による疲労軽減や試合終盤のパフォーマンス維持
  • 柔軟性トレーニング: 柔軟性向上による怪我予防やパフォーマンス向上

3. スポーツ心理学

選手のメンタル強化や集中力向上に役立てます。

  • プレッシャーへの対処: 試合中のプレッシャーに打ち勝ち、平常心でプレーできるようにする
  • モチベーションの維持: 高いモチベーションを維持し、常にベストパフォーマンスを発揮できるようにする
  • 集中力の向上: 試合中に集中力を維持し、ミスを減らすようにする

4. データ分析

選手の試合データや練習データを分析し、戦略や戦術の立案に役立てます。

  • 投手の球種やコースの分析: 打者が有利に打てるように分析
  • 打者の打球傾向の分析: 投手が打者を打ち取るように分析
  • 守備位置の分析: 守備の効率を上げるように分析

これらの発展によって選手のパフォーマンスは向上し、怪我の発生率は減少しています。

4.最新機器の導入

パソコンの画面に表示されるコード羅列
近年のNPBやメジャーリーグでは科学の発展とともに最新機器が導入されています。
「トラックマン」は皆さん聞いたことがあるかもしれません。
トラックマンはレーダーとカメラでボールを捕捉し、球速、変化量、回転数、打球角度、飛距離などを計測します。

これは試合中だけでなく練習中にも使用でき、データの精度が高いのが特徴ですが、導入費用が高額です。

その他にもよく中継でクロスプレーの時などに見る「ホークアイ」や「ラプソード」などがありますが、それぞれ特徴があるため、目的に合わせて使い分けることが重要です。

  • 高精度なデータ収集にはトラックマン
  • 審判判定補助や3D映像表示にはホークアイ
  • 携帯性と簡易的なデータ収集にはラプソード

トラックマンとホークアイはプロで使われることが多いです。

ラプソードは高校野球でも導入している学校があります。

こういった最新機器を学生の頃から使い、データ分析を行い、パフォーマンスを高めていることも日本の強さの要因の一つではないかと思います。

5.メジャーリーグへの挑戦

ピッチャーが投げている

近年の日本人選手はメジャーリーグへ挑戦することが多くなってきました。

そのパイオニア的存在が野茂英雄です。

トルネード投法で一躍有名になり、先発投手として活躍しました。

野茂英雄が日本人選手のメジャーリーグ定着に大きく貢献したことは確かです。

90年代

  • 野茂英雄(1995年、ロサンゼルス・ドジャース)
  • 佐々木主浩(1999年、シアトル・マリナーズ)

2000年代

  • イチロー(2001年、シアトル・マリナーズ)
  • 松井秀喜(2003年、ニューヨーク・ヤンキーズ)
  • 城島健司(2004年、ピッツバーグ・パイレーツ)
  • 松坂大輔(2007年、ボストン・レッドソックス)
  • ダルビッシュ有(2012年、テキサス・レンジャーズ)
  • 青木宣親(2012年、ミルウォーキー・ブリュワーズ)
  • 田中将大(2014年、ニューヨーク・ヤンキーズ)
  • 前田健太(2016年、ロサンゼルス・ドジャース)

近年

  • 大谷翔平(2018年、ロサンゼルス・エンゼルス)
  • 千賀滉大(2023年、ニューヨーク・メッツ)
  • 鈴木誠也(2022年、シカゴ・カブス)
  • 吉田正尚(2023年、ボストン・レッドソックス)
  • 山本由伸(2024年、ロサンゼルス・ドジャース)

歴代の選手が最高峰であるメジャーリーグで活躍してくれたおかげで、日本人の活躍の場・選択肢が大きく広がりました。

今や日本人がメジャーリーグのレベルを上げているといっても過言ではありません。

まとめ

満員の野球場

今回の記事では、なぜ日本は世界野球ランキングが1位で野球が強いのかを解説しました。

改めてポイントです。

1. 各世代の成績が良い

2. メジャーリがーの参加・不参加

3. スポーツ科学の発展

4. 最新機器の導入

5. メジャーリーグへの挑戦

昨年のWBCは本当に感動しました。

全試合見てましたが、決勝は仕事ほったらかして大興奮してたのを思い出します。

優勝に向けて、そして世界ランキング1位をキープしてほしいです!

メジャーリーグとプロ野球の年間試合数の差も強さの要因だったりするのか、気になる方はメジャーリーグとプロ野球の年間試合数の差の記事もご覧ください。

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